「あの映画どう思った?」
「えっ?」
突然、映画の感想を聞いてきた雄大。
「そうだな・・・嫌いで別れた訳じゃないじゃない?あの主人公。
突然好きな人と別れた人の辛さは、その人にしかわからないと思うんだよね。
でも、その人たちそれぞれいろんな思いがあると思うけど、次の恋にどうやったら進めるんだろう?って思ちゃった」
「次の恋・・・
麗菜は?」
「えっ?」
「麗菜がもし、あの主人公みたいに、突然恋人と別れることになったら、次の恋に進める?」
雄大は、私の顔をじっと見つめながら、そう尋ねてきた。
雄大の目があまりにも真剣すぎて、私は笑うことができなかった。
「わからない。その人とはもう二度と会えない運命だったら、その人のこと忘れることはできないと思う。
でも・・・」
その時、頼んでいたメニューが運ばれてきて、私の話は途中で終わった。
