私たちは、近くのおしゃれなカフェにやってきた。
「いらっしゃいませ。
2名様ですね。申し訳ありません。今、お席が満席で、テラス席で良ければご案内できますが、どうされますか?」
店員さんにそう勧められ、雄大は私を見た。
「どうする?」
「私は、テラス席でも」
「じゃあ、テラスでお願いします」
「ご案内します」
店員さんに案内されて、私たちはテラス席に座った。
「お腹空いてきた。何食べる?」
「そうだな、これとか美味しそうだな」
私たちは、それぞれ食べたいメニューを頼んだ。
「でも、今日はいろんな発見があったな」
「えっ?」
「雄大の新たな一面をたくさん見れたしね」
「たとえば?」
「恋愛映画が好きになとことか?塩味のポップコーンが好きなとことか、図書館が好きなとことか?
あと、都市開発に興味があるとか?」
そんな私の言葉に、鼻で笑った雄大。
「本当は、違うでしょ?」
「えっ?」
「ただ単に、映画を観たり、図書館に連れて行ったりしたくて、誘った訳じゃないでしょ?」
私がそう言うと、雄大は微笑んだ。
