家に着くと、俺はそのままソファーに倒れ込んだ。
そして、俺はスマホを開いて、そのまま電話を掛けた。
「あっ、もしもし?サユリ?さっきは悪い」
『相変わらず、忙しそうだね、雄大』
「それで、なんだっけ?」
『はぁ、だから、今度の夏休みに、地元に帰ってくる?って話。
中学の同窓会しよって話!成人式にもするけど、成人式に帰ってこない子もいるから、夏に1回開こうって話でしょ?』
「そうだった。夏は、帰れるかわからない。
実は、この間帰ったんだ・・・」
『この間・・・あっ、誕生日?』
サユリは、凛花の親友だった。
「俺たち、気づいたらもう二十歳なんだよな・・・
早かったな・・・」
そう、囁く俺に、サユリは言った。
『雄大?聞いてもいい?』
「何?」
『今でも、凛花を思い出す?』
俺はすぐには答えられなかった。
『あっ、ごめん・・・』
「サユリは?」
『えっ?』
「凛花のこと、今でも思い出すか?」
『思い出すよ。あの頃の凛花を』
「あの頃?」
『私たちは二十歳になるのに、凛花と同い年なのに、凛花は中学生のまま・・・
当たり前なんだけど・・・
あ〜あ、雄大と話したら、むちゃくちゃ凛花に会いたくなってきっちゃた!
どうしてくれるのよ!』
電話の向こうで、サユリが怒ってきた。
「俺も会いたい・・・」
『えっ?なんか言った?』
俺の言葉は聞き取れなかったようで、サユリが聞き返してきた。
