花火☆letter



あの時と同じ顔で、俺を見る顔がそこにはあった。



俺は、麗菜の瞳に向かって手を伸ばした。


だけど、その時・・・



【ゆうだい】


凛花の声が聞こえた気がした。


そして、伸びた手は、そのまま止まった。


次の瞬間、彼女の目から涙が静かに溢れた。


そして、自分の涙に気づいた麗菜は、慌てて涙を拭って俺に背を向けた。



「ごめん・・・」


寂しそうな背中を見ていると、俺はこれ以上、今のままではいられないと思った。


「あのさ、明日、バイト休みだろ?」


「えっ?あっ、うん・・・」


「明日、午後から俺に時間くれないか?」


麗菜は驚いていたけど


「えっ、あっ・・・うん」


と俺の誘いをOKしてくれた。



「よし、じゃあ連絡先交換」


そう言って、俺はスマホを麗菜に差し出した。


こうして、俺たちは連絡先を交換した。