花火☆letter


俺は、急いで駅へ向かった。


ホームに着いた瞬間、寂しそうに一人で立っている彼女を見つけた。


俺は、ゆっくりと彼女に近づいた。


「おい、勝手に一人で行くなよ!」


俺の声にびっくりして、彼女は慌てて俺の方へ振り返った。


「雄大・・・」


「何か言いかけて、勝手に一人で行くなよな!」


そう言って、彼女の横に立った。



「彼女は、よかったの?」


そんな彼女の言葉に、呆れたように言い返した。


「しつこいな!彼女じゃない・・・」


その時だった。


彼女の目に、涙が溜まっていることに気づいたのは・・・



「なんで?」


「えっ?」


彼女自身は、自分の涙に気づいていなかった。


俺は、あの日のことを思い出した。