花火☆letter


私は、一人駅のホームに立ち、ため息をついた。


その時・・・


「おい、勝手に一人で行くなよ!」


びっくりして後ろを振り返ると、そこには雄大の姿があった。


「雄大・・・」


「何か言いかけて、勝手に一人で行くなよな!」


そう言って、私の隣に立った。


「彼女は、よかったの?」


「しつこいな!彼女じゃない・・・

なんで?」



「えっ?」


私を見て驚いていた雄大。


だけど、私はなぜそんなに驚いているのかわからなかった。


その時、そっと雄大の手が私に伸びてきた。


だけど、すぐにその手は止まった。


その瞬間、私の目から静かに涙が溢れた。


ようやく、自分の涙に気づいた私は、慌てて涙を拭った。



「ごめん・・・」


慌てて私は、雄大に背を向けた。


すると、雄大が言った。


「あのさ、明日、バイト休みだろ?」


「えっ?あっ、うん・・・」


「明日、午後から俺に時間くれないか?」


「えっ、あっ・・・うん」


「よし、じゃあ連絡先交換」


そう言って、雄大が私にスマホを差し出した。


こうして、私たちは明日出かける約束と連絡先を交換し合った。


どうして突然、雄大がそんなことを言い出したのか、この時の私は、まだ知る由もなかった。