花火☆letter


「お疲れ様です!あっ、雄大!」


「おう、お疲れ」


バイトにも慣れてきて、雄大ともよく話す仲になっていた。


「今日もうおしまい?」


「うん。麗菜は?今日は夜だけ?」


「うん。そういえば、新しい子決まりそうだって、店長言ってたよ」


「あぁ、なんかそんな話もしてたような」


「雄大って、人の話ちゃんと聞いてないでしょ?」


「はぁ?そんなことないよ。人聞き悪いこと言うなよ」


「だって、この間だって、晴人も入れて一緒に飲もうって言う話、忘れてて、全然先に進んでないじゃん」


「あんま重要性が高くないことは、そこまで覚えてないだけだよ」


「はぁ?ひどっ」


「明日、晴人に言っとくよ」


「これまた、決まらないパターンだね」

私が呆れたように言うと、雄大は笑いながら言った。


「ちゃんと言うから」


「本当かな?」


「信頼ねぇ」


そう言って、また笑う雄大。


最近、よく笑ってくれるようになった雄大。


だけど、私は知っている。


どんなに時間を掛けても、私と雄大の間には、越えられない壁あると・・・