花火☆letter


「私のことも麗菜でいいから」


「いや、それは・・・」


「ああ!」


「何?」


「作戦?」


「はぁ?」


「敬語じゃなくていいとか、呼び方とか、そんなこと言いながら、自分は焦らす作戦?」


「なんだよ、それ」


思わず、笑ってしまった。



「良かった」


「えっ?」


「本当は、少しとっつきにくい人なのかと思ったけど、違った。

面白い人だった、雄大」


彼女が俺を笑顔でそう呼んだ時、俺を呼ぶ凛花の声を思い出した。



彼女の笑顔、彼女の声、全てが凛花そっくりで



俺は罪悪感に襲われる。



似ているだけなのに・・・



彼女は凛花ではないのに・・・