花火☆letter


「雄大!今日は、ありがとうな」


帰り際、晴人がわざわざ声を掛けてくれた。

「いや、こちらこそ」


「じゃあ、また大学で」


そう言って、晴人は去っていった。

だけど、俺の視線は自然と晴人ではなく、その輪の中にいるある女の子に自然といく。


彼女は、友達と楽しそうに笑顔で話していた。


その笑顔も凛花そっくりだった。


その時、俺の視線に気付いたのか、彼女と目が合った。

俺は、その視線から目を逸らすことができなかった。

すると、彼女は不思議そうに俺を見ると、そのまま軽く会釈をして、みんなと一緒に店を後にした。