花火☆letter



その夜、俺は自分の部屋の窓を開けると、空を見上げた。


空は曇っていて、星は全く見えなかった。


そして、そっと短冊を見つめた。



【今年も雄大とずっと一緒にいられますように】



「凛花・・・」


俺は、隣の家の窓を見た。


そこは、凛花の部屋だった。


だけど、真っ暗でカーテンは閉め切っていて、全く中は見えない。



『雄大!花火しよう!』


昔、窓越しにそう言った凛花の笑顔をふと思い出した。




俺は、コンビニへ行き、花火を買ってきた。


そして、一人家の前の駐車場で静かに花火をした。



そして、俺はわざと地面に花火を近づけて字を書いた。