♪ピンポーン
ウチのインターホンが鳴った。
「俺が出る」
そう言って、俺は急いで玄関の戸を開けた。
「ユウちゃん!おかえり!
そして、お誕生日おめでとう!」
そう言って、現れたのは、凛花の両親だった。
「おばさん、おじさん!ただいま!」
「はい、これ誕生日プレゼント!」
おじさんが大きな紙袋をくれた。
「サンキュー!上がって上がって!」
そう言って、俺は二人をウチに入れた。
「ユウちゃん?」
おばさんが俺を呼んだ。
「うん?」
「今年も行ってくれたんだね。
凛花のお墓」
俺は、笑顔で答えた。
「当たり前じゃん!」
「さっき、私たちも行ってきたの。
今年もユウちゃんに先越されちゃった」
笑いながらおばさんはそう言った。
「本当にありがとうね。ユウちゃん」
おばさんの横で、おじさんも頷いていた。
「いらっしゃい!」
突然、玄関の声を聞いて、母さんが顔を出した。
「お邪魔します」
「さあさあ、入って入って!」
