花火☆letter


「電話、繋がらない。

俺やっぱり、見てくる」


そう言って、俺は勢いよく家を飛び出した。


雨はさっきよりも強くなって、視界が悪く、俺はずぶ濡れにながら、凛花を捜した。



「凛花?

どこ行ったんだよ??」



通学路を走りながら、辺りを見渡すが、凛花らしい子は見当たらない。



携帯も鳴らすが、全く繋がらない。




その時、俺の携帯が鳴った。


相手は、母さんからだった。


「もしもし?凛花、見つかった?」


すると、電話の先からすぐ応答はなく、俺はもう一度母さんを呼んだ。


「もしもし?母さん?」


『雄大?』


やっと返ってきた声は、母さんの声ではなく、父さんの声だった。



「父さん?なんで・・・?」



『返ってきなさい』



「凛花戻ってきた?」



でも、その言葉に返答はなかった。


『いいから、早く帰って来い』


それだけ言って、父さんは電話を一方的に切った。


「ちょっ・・・父さん!」


俺は、胸騒ぎがして、急いで家へ向かった。