『ねぇ、ゆうだい! 花火しよう!』 夏の夜、よく家の前で凜花と花火をした。 凜花はよく、花火をグルグル回して見せたり わざと地面に近付けて 絵や文字を書いていた。 その書いたものが、翌朝にはキラキラと白く地面に残る。 凜花はよく、そうやって花火で文字を書いては、翌朝俺にその文字を見せた。 俺へのメッセージだと言って…… いつの間にか、夏になると俺は凜花から花火で描いたメッセージをもらうようになっていた。 それは中学生になってからも、変わることはなかった。