数メートル進んだところで、俺は突然立ち止まった。 「うん? ユウちゃん?」 俺はそのまま再び、おばさんの前に戻った。 「どうしたの? 忘れ物?」 「おばさん! 凜花に伝えて!」 「えっ?何を?」 「『今夜、また一緒に花火しよう』って」 「えっ…?」 「じゃあ、部活いってきます。 凜花に絶対伝えてよ!」 「えっ!? ちょッ……ユウちゃん!?」 俺は、その場から走り去った。