花火☆letter


「こんなこと、麗菜に言ったら失礼だと思うけど」


「いいよ、言って。何?」


俺は、そんな優しい麗菜の言葉に甘えた。



「ずっと成長した凛花を見てみたかったんだ。俺の記憶は、中学生の凛花のままだから、同じように成長したら、どんな姿なんだろうってずっと思ってた。

麗菜に初めて会った時、成長した凛花が目の前に現れたかと思った」



そんな俺の言葉に、笑ってくれた麗菜。



「持っていたお盆を落とすくらい驚いてたもんね」


そう言って、笑った麗菜。


それにつられて、俺も笑うことができた。



凛花のことを知らない人に、こんなにも凛花のことを話したのは初めてだった。


「凛花さんの写真とかないの?」


「写真?」


「だって、驚くほど似てるんでしょ?私、その凛花さんに。見てみたくて」



「今はないな。写真、全部実家だ」


「そうなんだ・・・残念」