Better half

―――海鮮丼を食べて、満足の私達三人は、ご機嫌。

「ねぇ栄祐、砂浜行こうよ」

ドライブだけのつもりが、私の気が変わった。

「良いけど…お前、かかと高いんじゃん?大丈夫なの?」

ジーンズにヒールサンダルの私。

失敗したな…

けど

「大丈夫っ!」


せっかくだから、砂浜に行こうと言うことになり、海鮮丼屋から、すぐ近くの浜辺に降りた。


ザザザーン
ザザザーン

波の音と、キラキラの光。青が眩しい。

栄祐も、私も、ユウも、目を細めた。


 砂浜には結構人が居る。

せっかくの日曜日

皆、久しぶりの太陽を満喫してるのだろう。


 波打ち際に向かって、私とユウは、腕を組み、栄祐の前を歩く。

私が履いている、5センチヒールのサンダルが砂に食い込み歩きづらい。

足裏と、サンダル底の間は、既に砂でジャリジャリだ。

ユウは、ペタンコ底のマジックテープで足にフィットするサンダルで、余裕そうに歩く。

「あーん!ビーサン持ってくれば良かったよぉ」

足元を気にする私に、ユウが、

「ねぇ、裸足になっちゃお」

と立ち止まり、ベリベリとマジックテープを剥がした。