私はこのままいていいの
だろうかと思った。

でも、ここで逃げてはダメ。
そう思った。
巧真の気持ちを聞きたい。

「なんか用?」

冷たい声・・・
泣きそう・・・。

「あのね!私・・・」

どうしよう。
なんて言おう・・・。

「あのさ、これから
用ないんだったらあんま
“来んな”」

私は本当にそれを
巧真が言ったのかと
疑った・・・。

やっぱり
巧真が言ったんだよね・・・。

「ごめ・・・」

「巧真~?」

中から女の人の声が・・・。

「勉強教えてくれるって
言ったじゃん~!」

その人は甘い声で言う・・・。

私は、
私の予想はあたっちゃたんだ。