「……ほんと、大したことないですよ!これくらい…っつ…」 思いっきりニッと笑って先輩を安心させようと思ったらズキッと傷口が痛んだ そうだった… 口の中切れてるんだった 頬を手で押さえる 先輩はビニール袋を私からとると、中からジュースを取り出し、頬にあててくれる ヒンヤリ冷たい 先輩はずっと持っててくれてなんか痛みとは別の感情があふれてきた。