「大丈夫か?傷…何があった?」 先輩の問いかけに言葉がつまる。 「えっと…転んじゃったんです!私ドジだから」 思いっきり笑った。 嘘がバレないように。 けど先輩の表情は曇ったままだった 「…先輩?」 いつもと違う先輩に戸惑う 「転けたわりには傷ひどくないか?」 先輩の真っ直ぐな目に、耐えられなくて目をそらす