朝から走り込みなどのトレーニングを頑張る部員達。

元気がでるように、昼と夕食にはガッツリ系の食事になった


モリモリ食べている部員達。
頑張ったからご褒美だね…

そんな部員達を温かい目でみつめる


「みんなー聞いて!合宿恒例!肝試しするよ」


ゆき先輩の一言に、


「えーー」


やる気のない声が返ってきた


「何よ…」


落ち込むゆき先輩。


「でもマネージャーと組めたらラッキーじゃね?」


そう言ってフォローしたのは健人先輩。


「おーー!やろうぜ!クジつくろう」


さっそく準備を始めた部員。


「あいつら…単純だな」

苦笑いする健人先輩の
横でクスクス笑っているゆき先輩


なんか…ほんとお似合いだよなあ


「よーし!じゃあクジ一人ずつ引けよ」


そう言って一人ずつクジを引き始める


みんな引く時に念をこめてた…


「あ…2番だ…」


クジの番号は2番。
どうしよう…


周りからは、げーお前とかよ…とゆう声がちらほら。


「健人!何番?」


そう言ってゆき先輩は健人先輩に近づく

あの二人が一緒だったらどうしよう…


「2番」


「えっ?」


思わず声が出てしまった!


それに気づいた健人先輩は、私に近づき


「吉永、2番?」


私が頷くと、

「よろしくな!」


「は…はい」

「もしかしてこうゆうの苦手か?」


「あ…はい…」


「俺から離れなければ大丈夫だって!」


そう言ってニコッと笑ってくれた先輩。


あ〜ペアになったのが先輩で良かったな…


1番から出発して
あっというまに私たちの番


「じゃあ2番!出発して。道暗いし途中道険しいから気をつけて」


一歩踏み出すと辺りはもう真っ暗。
懐中電灯で辺りを照らしながら先をいく先輩。


「裾でも掴んどけ。はぐれたらまずいからな」


「あ…はい!」


裾を遠慮がちに掴む。
それを確認して、また歩き始める先輩。


さりげなく合わせてくれてる歩幅。