私はその話を聞いたせいかはわからないが眠れなかった


仕方なく昼にトレーニングした近場の砂浜にいく事にした


こんな夜中なのに先客がいた。

旅館は貸切で、部員は疲れて寝てるはずなのに…

あれ…?

後ろ姿に見覚えがある…

「健人先輩…?」


「わ!びっくりした…吉永か。お前も寝れないのか?」


「はい…」


「まあ座れよ」


私は恥ずかしながらも先輩の横に座る

砂が柔らかくて気持ちいい…


「先輩…あんなにトレーニングしたのに眠くないんですか?」


「まあちょっと…いろいろな…」


そう言って苦笑いする先輩。

何かあったのかな?


「あの…話なら聞きますよ?」


「…ん。ありがとう」


沈黙が続く。
やっぱり私頼りないかなあ…

シュンと落ち込んでいると、急に先輩が話し始めた