健人先輩はきっと私の事なんとも思ってない

そんなの分かってるけど、
先輩がくれる優しさに
時より自惚れそうになる
でもね、健人先輩は
誰にでも優しいんだ

不器用な優しさをくれる。

だから皆健人先輩を好きになるんだ…


「今日の練習はここまで!」


夕方5時。
1日目終了。


ゆき先輩と私は夕食をつくりにいった

今日のメニューはカレー。

みんな沢山食べてくれた。


そして部屋に戻ると…


「疲れたね〜」

「はい!お疲れさまです」


「お疲れ〜!」


ゆき先輩と二人で笑い合いながら布団に入る。


「私一人だったからさ〜毎回。でも紗由ちゃん入ってくれたから良かった!」


「ありがとうございます!でも…全然役にたてなくて…」


「んーん。よくやってくれてるよ♪」


ゆき先輩は急にガバッと起き上がり、


「明日さ〜肝試し大会しようよ!」


「えっ…?」


「あ、紗由ちゃん苦手?」


生まれた時からずっと、そうゆうのが苦手

だから遊園地にいってもお化け屋敷とかに絶対入れない


私は頷く。すると先輩は

「まあ任せて!二人一組だから!大丈夫だよ〜」

そう言って布団に入って眠りにつく先輩。