「うわ〜キレイ!」


学校から車で3時間。

一面に広がる青い海。

気分があがっちゃうよね!

太陽の光でキラキラ光ってる


「吉永!荷物どれだ?」

「あ、これです」


私が荷物を指差すと、健人先輩はわかった、と言って私の荷物を手に持つ。


「先輩!自分で持ちますよ」

私が慌てて手を差し出すと、


「いや、吉永はあっちを持ってくれ」


健人先輩が指差した先にあるのは、タイムをはかるストップウォッチが入ってる袋。


あれ…すごく軽いのに…
「これぐらいいい。トレーニングにもなるしな」

そう言って健人先輩は旅館に向かって足を進めた

私はストップウォッチの袋を持って先輩の後をおう。

やっぱ男の人って凄いや。
力強いよね!

自分の荷物もあるのに
私の分まで…

私は胸が熱くなるのを感じた。