帰り道。 健人先輩は何も話さずただ黙っていた いつもは歩幅を合わせてくれるけど 今日は歩くのが早い 健人先輩… きっと先輩は一人で悩んでるんだよね 悩んで悩んで… 苦しんでるんだね 私は先輩の背中を見つめ、そんな事を思った 「先輩!」 「え…?」 健人先輩の家の前についた。 「明日!どっか行きません?海とか!」