「あみちゃんにとってはそうかもしれない。けど、私にとってあみちゃんは大事な存在だから」


私がにっこり笑うと、あみちゃんは俯いた


「バカだよね…私…先生に遊ばれてて…婚約者いても…お前が好きだよ、って言われて浮かれちゃってさ…」


地面にポタポタ涙がおちてる

あみちゃん…

泣いてるの…?


「死のうって思ったの…生きる意味もない、存在する価値もない…それでここまできたの。けど…死ねなかった!私……」

バチーンー…


鈍い音が響く。


私はあみちゃんの服をグイッとつかみ、頬をビンタした