「だったら…僕を殺して…僕を殺してぇぇぇー!!…琉菜が居ない世界で生きるなんて、地獄と変わらないじゃないかっ!!…だったら、君に殺された方がマシだっっ!!」



吐き捨てるように言った彼の情けない姿を見て、私はプツンと何かがキレた。


私はナイフを持ったまま、ツカツカと彼の傍へと歩いて行った。



「琉菜っ!!やめて!!」

「琉菜先輩っっ!!」


背後から、必死に止める声が聞こえてくる。