「ひっ………!!」
私は、思わず短く悲鳴を上げた。


「琉菜先輩、どうしたんですか」
「琉菜、虫でも居たのか…」


由実と敦子が、ひょこっと後ろから覗き込むように顔を出す。



3人は硬直した……。




最初に出た言葉は…



「洋介、何で此処に居るのよ…」