☆恋愛さらだ☆

「花菜は、これの味付けみて?」

『うん…。』




悠馬が開けたお鍋には、おいしそうな肉じゃがが入っていた。


悠馬って、料理こんなにうまかったの?




『おしいそー…。』



思わず出てしまった言葉。

こんなのは初めてで。


自然と涙がこぼれた。




「食べてみて?」



泣いてることなんて気にしてない悠馬は、いつもと変わらないけど。


あたしはジャガイモを、口に運んだ。




『おいし…。』

「ほんとに!?」