きゃーー!!!!

ついに来ちゃったよー!!!

私は、ちょうど手に持っていた白いおニューのワンピに着替えた。

「お、おまたせっ!」

あわてて部屋を出ると、レンはもう待っていた。

あー、やっぱりカッコイイなぁ・・・。

昨日貸した、出て行ったお父さんの着ていた黒いパーカにジーパンという
いたってシンプルな服装なのに、彼の良すぎるスタイルが、なぜだかすごく際立っていた。

そして、そんなレンが私の心臓を壊れそうなくらいバクバク言わせた。


「行こうか。」

「うん!」

「あ、それと。」

レンは、階段を下りようとして止まった。




『その服、優菜によく似合ってるな。』