「えと…。」



私今日、何回答えられない回数ある?




…、どうしよ。





学校って言いたいんだけど。



あの応急処置はダメだった!?







「…─今のは忘れてくれ。」





何気に言った彼は何処かへと
消えて行ってしまった。







私はその消えていく後姿をずっと
見ていた。













-まさか思っても無かった。





あの、応急処置で。




不幸になる人間が居るって事も。