ある時、この兄弟が元締めから動物に「贈り物」を配るてな仕事を仰せつかったそうでございます。
この「贈り物」とゆうのは動物各々の能力、種族の持つ特徴、まあ平たくゆえば機嫌よう生きてゆくためのスキル、これを全部の動物に公平にうまいこと分け与えてやれ
…ちう話です。
なかなか難しそな仕事ですな。
ですが、そこは頭のええプロメテウス。
案上段取りつけたろかい…と、早速取りかかろとしたところ、待ったをかけたんが他ならんエピメテウス。

兄ちゃん、ちょと待ってんか。
スマンけど、儂にやらしてくれや。
儂かてたまにはええとこ見せたいんや。