ある所に仲のええ兄弟の神さんがおらっしゃったそうで、名前をプロメテウスとエピメテウスて
呼ばれておりましたそうな。
ほんまは四人兄弟やったらしんですが、まあちょとワケありとゆうことで、二人で暮らしてはったんですな。
兄の方はプロメテウス、何や知りまへんけど
「先に知る男」てな意味の名前を持った神さんで、物事の先の先まで見通しの利く賢いヤツやともっぱらの噂。
弟のエピメテウスは
「後に知る男」という意味なんやそうで、まあ根は悪いヤツではないが、
ちょと粗忽なところがあるなと世間から思われとったわけですな。