「何よ、アディック。私、まだ用事があるんだけど。」 少しふくらませた頬を見て、アディックは苦笑いを浮かべた。 どうやら彼女はお得意の御曹司を探し当て、奢らせようとしているらしい。 「止めておけ、ミシュラン。お前じゃ無理だ。」 「うるさいわね~…。口出ししないでくれない?」 まぁ、今まで何人もの男に奢らせている訳なので無理だとは思ってはいないが…。 「お前、お袋さんにばれたらどうすんだ?」 ビクッ!! 体を震わせて伏せ見がちでアディックを見る。