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「最近はどうですか?調子の方は」
俺のかかりつけ医.種田葵。
まだ若いのに彼の評判は高い。
「…時々忘れるときがあります。忘れる頻度が増えてる気もします」
俺は淡々と言う。
『記憶が無くなるのに怖くないの?』
誰かが言った。
『よく平然としていられるよね』
うん、誰かが言った気はするのに思い出すことが出来ない。
霞がかった顔が話している映像が目に浮かぶ。
「最近はどうですか?調子の方は」
俺のかかりつけ医.種田葵。
まだ若いのに彼の評判は高い。
「…時々忘れるときがあります。忘れる頻度が増えてる気もします」
俺は淡々と言う。
『記憶が無くなるのに怖くないの?』
誰かが言った。
『よく平然としていられるよね』
うん、誰かが言った気はするのに思い出すことが出来ない。
霞がかった顔が話している映像が目に浮かぶ。


