『もしもーし。』
『……今の話、全部聞かせてもらったわ。』
『おぉ!あんたが香音さん…?』
『そうよ。悪いけどゆっくり話してる時間は無いわ。
涼君が真奈ちゃんが生きてるって知って飛び出していっちゃったの…
外は危険過ぎるわ…早く見つけないと…』
『涼…真奈を助けに行ったのかな…
無事ならいいけど…』
『真奈ちゃんってさっき倒れてた子…?
あの子って涼の彼女なの?』
『いいえ…でも涼君の大切なヒトよ。』
『うん…2人は両想いなんだ。』
『まずいな…涼…政府本部に乗り込んでなきゃいいけど…』
『いや……もっとやばいことになりそうだ…』
冷や汗を手のこうで拭いながら秋斗さんが言う。
『本部に乗り込むよりやばいこと…?』
その後の秋斗の一言で今まで忘れてた最悪の言葉を思い出す事になるとはこの時は誰も予想してなかった。
『…忠誠プログラム。』
『…………!?』
『………!?』
『………!?』
