フェンス


『お前…どうやって…』

唖然とする男の顔…。

『あの程度の鎖で捕まえれるわけないだろ。バーカ。』

この少年―…

どこかで見たことがある…

『おい!!ぼけっとしてないで逃げろ!!』

『は…はい!』

俺は言われるままに扉の方へと走り出した。

扉の門を曲がった瞬間―…

パァァァァァァァァアン―…

今までに聞いた事がないぐらいデカい銃声が響き渡った。

俺は振り返り足を止める。