(真奈…本当に生きてるのか…?) 死体を目の前にして生きていると言われても真実味がない… でもホッとしたのは確かだ。 俺は顔を上げ隊長と呼ばれるその男の顔面を殴り飛ばした。 『いってぇなぁ…』 カチャー… 男はそう言いながら銃口をこっちに向けた。 …その時だった。 身体中血まみれの、俺とあまり歳も変わらないぐらいの金髪の少年が俺と男の間に飛び出してきた。