フェンス

『お前等は麻酔弾で眠らされた後…ブラックフェンスの研究室につれていかれた。

それからずっとそのコードだらけの椅子に座らさせられて、そこで個人データの解析をされている…

だけど香音さんがお前と真奈のデータを政府のパソコンに表示される前に正常に書き換えてくれてるから政府はバグを検出出来なくて何回もやり直してるよ。

でも政府はバグに気付いてるみたいだ…。

香音さんいわく真奈に届いた俺からのメールも政府が真奈を呼び出すために送ったのもだったみたいだ…』

『なんでそんなこと…』

キィィィ…ガタン。

俺の言葉の途中で部屋の扉が開きガタイのいい、いかにも悪人ヅラの男が入ってきた。