フェンス


あれからどれぐらい眠っていたのだろうか。

様々な機械音が響き渡る中…朦朧としていた意識が覚醒していく。

ハッ―…

俺は今の自分の置かれた状況を鮮明に思い出し周りを見渡した。

機械だらけの薄暗い部屋。

目の前には身体に複数のコードを付けられた真奈がまだ眠っている。

視線を自分に写すと俺も真奈同様沢山のコードを至る場所に貼り付けられていた。

『裕!?目が覚めたか…?』

俺が意識を取り戻した事に気づいた涼が心配そうに語りかけてくる。

『あぁ…わりぃ…どれぐらい寝てた?』

『20分ちょっとだ。』

(あっちの世界で20分ちょっと…ってことは、こっちの世界ではだいたい5日ぐらいか…)

『今どうなってる?』