そして真奈に追いつけないままブラックフェンスの前にあるまっすぐな長い橋にさしかかった。 その時だった。 遠くのほうに小さくだが真奈を見つけた。 だが…… 『裕…真奈がブラックフェンスについた…』 涼の悔しさをこらえた声が俺に突き刺さる。 間に合わなかった。 『急げ…裕…もう少しなんだ。』 『あぁ。わかってる…』 それでも俺は諦めてない。 涼だってまだ諦めてない。 もう少しだ… 後少しなんだ… 真奈がブラックフェンスの門番に取り押さえられるのが見えた。