フェンス


『裕…ごめん…真奈を助けてくれ…真奈になんかあったら俺…』

震えた声で涼は俺にそういった。

『…あぁ。
絶対…真奈はお前の所に連れて帰る。

お前は真奈の位置を指示してくれ。』

『ありがとう…裕…。
真奈は今…駅前を通過した。』

『わかった。』

俺は真奈をおいかけた…

だか距離は、なかなか縮まらなかった…
真奈はこの街の抜け道を知り尽くしている。

最短距離でブラックフェンスに向かっているのだろう。

俺はその後…何日も真奈を追って走り続けた。