裕がこの世をさったあと… 兵器は人型を失い丸いボール型に戻っていく。 真優が静かに少し重たいそれを拾う。 すると自然に真優の頬を一筋の涙が伝う。 真優はその涙の理由がわからないまま…それでも少しの間そのボールを抱きしめた。 少しづつ周りの子供達も目を覚ます。 『おい!しっかりしろよ。』 春斗が涼の頬を軽く叩く。 『ん……?痛゛ってぇ!!』 目覚めと同時に激痛が走る。 涼は痛みのほうに手をのばすとナイフを抜き捨てる。 ふぅ―…