バンッー… 真奈がドアを開け凉のいる部屋に入ってきた。 ハァ―…ハァ―… 息切れした2人の苦しそうな息づかいが聞こえてくる。 『とりあえず…座らせりゃいいんだな?』 凉はそう言うと部屋を飛び出し装置の並ぶ研究所へと走り出した。 真奈は凉を追いかける。 涼が研究所に入ると数えきれないほどの装置が並べられていた。 『装置ってどの装置だ!!』 涼の叫び声が聞こえたのか2階から春斗が飛び出してくる。 春斗は状況をとっさに判断したのか階段の上から手すりにしがみつき大声で叫ぶ。