『秋斗さん大丈夫なの?』

そう訪ねる俺の声が聞こえたのか遠くから秋斗さんの声がきこえてくる。

『大丈夫だ。今…締め落とした。余計な事は考えるな!裕!早く済まして帰ってこい!』

『ありがとう…秋斗さん……………………………………親父バックアップの消しかた教えて。』

自分でも驚くほど冷静な自分―…

もう覚悟は出来ている。

俺は親父の言われた通りにページを開きバックアップの初期化を完了した。

『よし…早く帰ってこい…』

『………』