『ねぇ…ダメよ…裕…嫌……私があんな事言ったせいで…』 『違う!それは違うよ…母さん…』 電話の向こうで俺を心配して泣いてばかりいる母さんと覚悟を決めまっすぐに俺を見つめる親父… 『ねぇ…母さん…親父… 俺はたとえ仮の世界でも2人の息子に生まれてこれて本当に良かったと思ってるよ。 』 カチッ―… …―18:00 時計の針が18時を告げる。 俺の身体が柔らかい光に包まれデータ化されていく―… 俺は目線を上げ真優が眠るカプセルを見つめながら回線に流れ込んでいった。