涙声で必死に話す春斗の言葉に重なるように親父は優しく問いかける。 『…だから…こんな事したのか…』 『ごめ…ぐすっ…んなさ…い…』 『綾紀さん…裕も…春斗のこと…許してやってくれ…これは気づかなかった俺の責任でもある…』 頭を下げる秋斗さんの目にも涙がうかんでいた。 『あぁ。事情はわかったから…気にするな。』 親父は春斗の目を見て優しくそう言った。 『春斗…俺は撃たれてもまだ春斗のこと信じてる…馬鹿かな?俺…』 俺が微笑むと、春斗は両手で顔を覆い…声を殺して泣いていた。