コツ…コツ…コツ… 凉は曲がりかどの向こうから聞こえてくる自分以外の足音にハッとし近くの壁に張り付いた。 ゴクッ…… 唾をのむと角から一気に飛び出し足音の方へ銃をむけた。 その先に立っていたのは… 『真…奈…?』 凉は拳銃をしまい、笑顔で真奈に駆け寄った。 『真奈…無事で良かった…』 そう言いながら抱き締めようとした瞬間―… 真奈は小型のナイフで凉の腕に切りつけてきた。 『…っ……』 『あんた誰?』 『冗談だろ…?ははっ…俺の事忘れちゃったのかよ…。』