世の中の




「外が…騒がしいですわね」

早雪は大分落ち着ついていた。
「…何か事件でもあったのかしら」

窓を見ると、不審の男が、そこにいた

「どなたですの?」

臆することなく不審の男に問いかける
男は驚いたようにビクッと体を震わせ、早雪の方を見た

「吉原か…」

どうやらこの男は早雪のことを知っているようだった。

「どなたですの?」

「おまえの担任、佐渡だよ」

「ああ」

早雪は納得したように答えると興味を無くしたのか、窓から離れようとするが、佐渡によってそれを制された

「飯田、来なかったか?」

早雪は若干イラつきながらも、それを表情には表さなかった

「飯田くんですか?さあ、飯田くんが何か?」

「そっか、おまえは休んでたんだったな。飯田を見かけたら、学校に連絡しろ、いいな」

そう言って佐渡はその場を離れた

―私の質問には応えないのね

早雪は不満を心で吐いたあと、窓から離れ、ベッドに横になった

さっきまでのことは頭から離れ、光のことだけが頭を支配した

―光様光様光様光様光様光様光様光様

私の光様―…