世の中の



深夜、唯たち三人は島を歩き回っていた。

「犯人さーん、どこ?」

小さい島なので、五時間ぐらいで一周出来る
「そんなんで出てくるわけねーだろ」

「やってみなきゃ分からないじゃん」

そう言って、また叫び始める唯。
かれこれ三時間経過

「おい、おまえもなんか言え!!!」

責任はおまえにもあると言わんばかりに、仁は新一に言う

「……」

新一は黙ったまま、建設中の亦部夫妻の別荘を指差した

「あん?ここがどーしたんだよ」

「もしかしてここにいるの!!?」

唯は興奮している。
無言で新一は頷くと、猛スピードで別荘の中に入る唯

「おい、待て!!」

追いかけようにも足は唯の方が速く、仁が追い付けるはずもなかった

「……」

新一は唯を追いかけようともせず、無表情のまま、別荘を見つめていた。