凛と咲き誇る小さい一束のかすみそう


忘れられなかった記憶が浮かぶ





「もう一度だけ


 あなたに会いたい。





 ねぇ?神様・・・・。



 どうか玲央に会わせてください


 

 あの時願った 幸せなんていらない


 もう 欲張ったりしない


 だから・。・・・・


 
 最後のお願い聞いて?



 もう 



 ―――――もう


    一生お願いなんてしないから」





ゆっくりと



あのころの思いでがふける